Archipelagos Diary

伊豆諸島最南端、日本で小さい村・青ヶ島の太鼓打ちが綴るLIFE&DAYS

11/24.25開催の「アイランダー2012」に出演します!

11/24.25開催の「アイランダー2012」に出演します!

【会 期】11/24(土)-25(日)
【場 所】池袋サンシャインシティ文化会館3F・展示ホールC
【開 場】10:00-18:00(入場17:00まで)
 http://www.i-lander.com/2012/index.html
 
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初日24日のステージは「伊豆諸島の音楽コラボレーション!島音流meets還住太鼓」

伊豆諸島の島々のトラディショナルな音楽に根ざした新しい音楽をクリエイトする、伊豆諸島100%流人POPユニット“島音流”がメインステージに登場!

彼らのレパートリーでもある青ヶ島民謡「くろはと」を、島音流with還住太鼓のスペシャル編成でお届けします!

POP Musicと郷土芸能のコラボレーションの瞬間をお見逃しなく!
 
 【日時】11月24日(土)10:50~11:10

伊豆諸島の音楽コラボレーション-青ヶ島還住太鼓×島音流

“島音流” http://shimaneri.jimdo.com/
小澤さと(太鼓・唄)植松創(ギター)ヌマモトモトハル(ベース)荒井康太(ドラム)

“還住太鼓” 荒井智史(上打ち)沼田れいな(下打ち)
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2日目25日のステージは「還住太鼓と東京の島座談会」

還住太鼓の響きを水先案内に、青ヶ島と同じ東京の島“利島”と“三宅島”の仲間をお招きして「東京の島座談会」を催します!

同じ伊豆諸島の島仲間だからこそ語り合える“日々の島Life”の様子。

1島だけではなかなか見えてこないけれど、、3島集まると、あら不思議、“島の未来”が見えてくる!

 2日目の還住太鼓は、荒井智史、吉岡楓、そして八丈島より女打ちの若き名手・沼田れいなさんをゲストに迎えてお送りします!

【日時】11月25日(日)10:30~10:50

「還住太鼓と東京の島座談会」
 

 
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8/22 青ヶ島郷土芸能一座・さんたやり公演開幕!

8月22日、郷土芸能一座・さんたやり公演を開催しました。

青ヶ島郷土芸能保存会の中の若手有志により結成された「おばた会」(青ヶ島の外輪山からカルデラへと向かう分岐点「尾端」でメンバーが集まって練習をしていたのが名前の由来)は、クラブツーリズムの青ヶ島旅のお客さまなどへ向けて、年に数回、郷土芸能を披露しています。

今回は、はるばる青ヶ島へ海外メディアの方々、島嶼振興公社のみなさまに訪れていただき、郷土芸能一座による青ヶ島島唄・島踊り・還住太鼓をおたのしみいただくことになりました。

 

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 最後はみんな輪になっての島踊り!これぞ“あおがしまぶり”、踊りながら生まれるなんともいえないあたたかな空気。これだけ島好きが揃うと、終演後の公演打ち上げもたくさんの話しに花が咲き、とても楽しい時間になりました。

 

2012.8.22

郷土芸能一座 さんたやり公演

-演目-

1、口上

2、人里離れた池之沢

3、ヤトトン節

4、月とどうしょ

5、還住太鼓

6、豊年祝い唄

アンコール うちの母ちゃん

 

 

2012.8.10 第36回「牛祭り」開催!

8月10日、年に1度の「牛祭り」が開催されました。

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(写真:Numata Reina)

台風の影響で天候不良が続いていましたが、当日は暑い暑い夏晴れ。

子どもたちの還住太鼓、お相撲、力自慢(お寺の境内にある100㎏の玉石を肩まで担ぎ上げられるかを競う)、女腕相撲大会など牛祭り恒例のプログラムで盛り上がりました。

牛の品評で表彰された飼い主の方は意気揚々、物産品の投票で日頃大切に育てた野菜が表彰された方々の笑顔、今年も牛祭りらしいお馴染みの光景がやっぱり素敵でした。

 

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若い実行委員会メンバーのアイデア満点の手仕事もきらり。

牛祭り記念パネルで写真を撮影すると、その場で残暑見舞いを作ってもらえて投函できる楽しいプレゼントが大好評!

牛祭りの来場受付するともらえるプログラムと一緒に、今年は青ヶ島ミニ扇子もついてきて観光客の方々にはたまらないこれまた素敵なプレゼントでした。

牛祭り限定の超レアアイテムとして毎年人気の牛祭りTシャツ(通称:牛ティー)も、今年はデザインもキュートでサイズもカラーも豊富、売り場は大賑わい。

 

夜の打ち上げ花火(消防団一員としての初出動、いつも見ていた花火の裏方に参加して島に帰ってきた実感が湧きました)、そして最後の島踊りまで年に1度の晴れの日を島総出で楽しみました。

 

さて、今年は本祭に先立ち9日の夕方から本会場で前夜祭も催されました。

賑やかしに太鼓叩かせてね!ということで、太鼓神輿を担いで会場を練り歩くオープニングを決行!島の後輩のみんな、駐在さん、村役場・実行委員会の有志のメンバーがぶつけ本番参加してくれました。みんなで作る手作りの祭り、気持ちはひとつです。

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夜はラストにもうひと叩き。

前夜祭のために八丈島から来てくれた、艶やかで情感深い八丈太鼓女打ちの世界観を伝える打ち手・沼田れいなさんと、唄と太鼓の演目で「本ばたき」「月とどうしょ」を叩きました。

 
青ヶ島民謡「月とどうしょ」
離れ離れになった男女の想いをウタうこの島唄には、還住の歴史によって八丈島と青ヶ島にひきさかれたふたりの想いが込められているように感じます。
 
このせつない島唄の名手だった、大沢たねこおばさんに捧げます。
 

 

 

 

 

 

 

 

Sunday Trip in AOGASHIMA

夏、ひさしぶりの日曜日。海はすっかり浜遊びで人足はほとんど港へ、、車の音もしない昼下がり、静かな池之沢へ向けてひとり散策。青く澄んだ空、穏やかな海原、涼しげな風にそよぐ亜熱帯の緑を満喫したSunday Trip。

 

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休戸から眺める八丈島。

集落の東の端に位置する緑の深い休戸は、還住を果たした名主・次郎太夫の御屋敷もあった古い土地。青ヶ島の神事を司る大里神社もこの近くにある。

 

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尾端から眺める八丈島。

外輪山の外から内への分岐点・尾端は、池之沢へ向かう流し坂の入り口。ここまで来るといよいよカルデラの地・池之沢の全景が現れる。北には八丈を眺める海原、南には池之沢を一望できる、岡部と池之沢の境界がここにある。

 

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尾端から一望する池之沢。

 

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一周道路から眺める丸山。

池之沢のカルデラの中をぐるりと一周できる“一周道路”。この道路を歩くと、内輪山・丸山のいろんな姿を眺めることができる。

 

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丸山へ抜ける林道。
 
丸山の中腹へ登る林道は、森深い道。夏は重なり合う木立の影がなんとも涼しげ。おすすめの散策コース。

 

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林道から眺める流し坂・旧道

絶壁の外輪山を登るいろは坂。トンネルが出来るまでは何度も切り返しながらこの坂道を上り下りした。青ヶ島のダイナミックな地形を物語る道だ。

 

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林道で丸山へ向かわず少し寄り道。途中から農道を抜けて、畑をのぞいてから再び丸山へ。

 

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くろはとの松

丸山周辺は松の群生地。この立派な松は、島唄「くろはと」「月とどうしょ」の名手だったおばあさんが植えた松なのだそうだ。きっと山仕事をしながら、この松に止まり木して昼寝するくろはとを見て、唄っていたのだとおもう。

 

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丸山

地熱が高いため草木の生えることのない丸山の斜面。特産品のお塩の名前になりおなじみになった、噴気孔“ひんぎゃ”も主にこの斜面にある。

 

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コロコロドウラ

丸山から池之沢のガンガラ山(池之沢の大地は噴火の溶岩で覆われている、そのため大岩と深い沢だらけ、今はそのうえに堆積した腐葉土によって森ができている)を抜ける道・コロコロドウラ。

この森深いけもの道が、池之沢生まれの父にとって子供の頃の通学路。

 
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コロコロドウラの木々とタニワタリ

ここは池之沢の山深くに群生するオオタニワタリの様子が垣間見える素敵な小道。木の幹の分かれ目にいくつもの立派なタニワタリが共生している。
 
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コロコロドウラの古木とオオタニワタリ

宿り木とともに年月を重ねたオオタニワタリ
池之沢に生きる奥深さを伝える姿。
 
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丸山 pm5:30

さんたやりで太鼓の練習をして、夕方の帰り道。
外輪山に囲まれた池之沢の日の入りは早い。東側の斜面に残る日差しもあと30分でなくなり、フクロウが鳴いたら夜の合図。
 

 

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池之沢 SUN SET pm5:30

 

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流し坂トンネル pm5:30

 

 

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池之沢 pm5:30

東の空に月が見える。夕影が外輪山を登りきったら、池之沢に夜がやってくる。

 

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八丈島を眺む夕暮れ pm6:30

今日も一日中八丈島が大きく見えていた。
還住のひとびとはなにを想い、この景色を眺めたろう、、

手を振ってみる、そっちもいい日曜日だった?

 

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Aogashima Sun Set pm6:40

穏やかな夏の日をありがとう、また明日の朝、待ってます

「島じまん2012」青ヶ島から参加!(PS.ブログ移転しました)

青ヶ島にやっと帰ってまいりました、台風から逃げ切りセーフ

2006年から綴っていたダイアリーもしばらく帰島後しばらく書いていなかったので、この度思い切ってブログ移転しました。島前にお会いしたみなさまも島後のみなさまも、Archipelagos Diary どうぞよろしくお願いいたします。

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5/26・27「島じまん2012」大盛況でした!

出島前より少しづつ準備していた部分が実を結んだ感触があり、販売ブースは完売御礼!嬉しい限りです。やっぱりちゃんと準備してちゃんと反省して次に繋げないといけない、当たり前のことを当たり前にやって1歩1歩成長する、そういう取り組みが本当の楽しさと充実を生む、それは音楽でも何でも一緒ですね。

少ない人口ながら熱心に頑張る生産者の皆さん、島を離れても応援に駆けつけてくれるみんな、一生懸命手伝ってくれたスタッフ、この青ヶ島チームの手作り感あふれるブースの雰囲気は伊豆諸島一の一体感だったのでは?!

反省すれば100点にも80点にも程遠いけど、、小さな一歩、確かな一歩。

 

ご来場いただいたたくさんの皆様に心より御礼申し上げます。

 

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夜は島音流のCDリリースパーティへ。

~100年つづく、いのちのフェス~として瀬戸内の小豆島で開催される「島フェス2012」のプレイベントとしてshimanowa music第一弾アーティスト「島音流」のライブが開催されました。

 遊びに行ったので、、ちょこっと「牛祭り」のPRをさせていただき、その後は素晴らしい太鼓打ちとステージで太鼓!

島に戻る前に唯一、会って音が聴いてみたい!とおもっていた相手と一緒に叩けるとは、、。第一線のプロ太鼓奏者と一緒に叩くことなんてないだろうとおもっていたのに、島戻って伝統太鼓に復帰してからのほうが世界が広がるんだから、ホントに人生っておもしろい、音楽は世界だ!

この晩の太鼓は島スピリッツ全開のいい太鼓だった、とおもいます。

さとちゃん、龍士くん、れいなちゃん、楓ちゃんありがとう!そして誘ってくれた弟に感謝。

 

大トリの「島音流」のライブは青ヶ島の人口を超える満員のお客さんに迎えられ、笑いあり涙あり、朗らかな楽しさと引き込まれるような深さをもったその名の通りの素晴らしいライブでした。メンバーそれぞれ丁寧に大切に向き合って1歩1歩前へ進みながら音楽を紡ぐ一体感、そして生まれる躍動感、音と時間の結晶。

とってもいいバンドでした、日本中のたくさんの島人にみてもらいたい、みんなみんな大きな海に抱かれた島人なのだから!

 

島音流 Official Site

http://shimaneri.jimdo.com/

島フェス2012

http://shimafes.jp/shimafes2012/

 

 

 

2012年・あけましておめでとうございます!

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Photo 尾山にて 1.1.2012

青ヶ島は穏やかな元旦を迎えました。
帰郷してから初のお正月、、また気持ちを入れなおしてがんばります!

今年は2年に1度やってくる伊豆の島々の祭典“島じまん”開催の年です。
今までは東京からの応援参加でしたが、今回は青ヶ島から太鼓を叩きに行けます、とても楽しみ!

2012年もみなさまどうぞよろしくお願いいたします。

荒井智史