Archipelagos Diary

伊豆諸島最南端、日本で小さい村・青ヶ島の太鼓打ちが綴るLIFE&DAYS

2012.8.10 第36回「牛祭り」開催!

8月10日、年に1度の「牛祭り」が開催されました。

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(写真:Numata Reina)

台風の影響で天候不良が続いていましたが、当日は暑い暑い夏晴れ。

子どもたちの還住太鼓、お相撲、力自慢(お寺の境内にある100㎏の玉石を肩まで担ぎ上げられるかを競う)、女腕相撲大会など牛祭り恒例のプログラムで盛り上がりました。

牛の品評で表彰された飼い主の方は意気揚々、物産品の投票で日頃大切に育てた野菜が表彰された方々の笑顔、今年も牛祭りらしいお馴染みの光景がやっぱり素敵でした。

 

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若い実行委員会メンバーのアイデア満点の手仕事もきらり。

牛祭り記念パネルで写真を撮影すると、その場で残暑見舞いを作ってもらえて投函できる楽しいプレゼントが大好評!

牛祭りの来場受付するともらえるプログラムと一緒に、今年は青ヶ島ミニ扇子もついてきて観光客の方々にはたまらないこれまた素敵なプレゼントでした。

牛祭り限定の超レアアイテムとして毎年人気の牛祭りTシャツ(通称:牛ティー)も、今年はデザインもキュートでサイズもカラーも豊富、売り場は大賑わい。

 

夜の打ち上げ花火(消防団一員としての初出動、いつも見ていた花火の裏方に参加して島に帰ってきた実感が湧きました)、そして最後の島踊りまで年に1度の晴れの日を島総出で楽しみました。

 

さて、今年は本祭に先立ち9日の夕方から本会場で前夜祭も催されました。

賑やかしに太鼓叩かせてね!ということで、太鼓神輿を担いで会場を練り歩くオープニングを決行!島の後輩のみんな、駐在さん、村役場・実行委員会の有志のメンバーがぶつけ本番参加してくれました。みんなで作る手作りの祭り、気持ちはひとつです。

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夜はラストにもうひと叩き。

前夜祭のために八丈島から来てくれた、艶やかで情感深い八丈太鼓女打ちの世界観を伝える打ち手・沼田れいなさんと、唄と太鼓の演目で「本ばたき」「月とどうしょ」を叩きました。

 
青ヶ島民謡「月とどうしょ」
離れ離れになった男女の想いをウタうこの島唄には、還住の歴史によって八丈島と青ヶ島にひきさかれたふたりの想いが込められているように感じます。
 
このせつない島唄の名手だった、大沢たねこおばさんに捧げます。