Archipelagos Diary

伊豆諸島最南端、日本で小さい村・青ヶ島の太鼓打ちが綴るLIFE&DAYS

2013年3-5月のこと

「島音の舟vol.0」3/31

 

旅立ちと別れの季節、、それは新しい舟出のとき。

 

伊豆諸島に伝わる唄と太鼓の伝統芸能にふたたび生き生きとした息吹を吹き込み、音の中に宿った島の記憶を甦らせる、魅力的なユニット -浜見舞- が動き出しました。http://hamami-mai.jimdo.com/

 

青ヶ島に帰郷してから、お互い海をはさんで暮らしながら多くの時間を共にした太鼓のパートナーも、新しい人生の旅へ出発。きっと彼女の太鼓と同じく、世界中どこにいっても凛として美しい姿で出会うひとを魅了している気がします。

 

本当にたくさんの方が駆けつけてくださり、当日は正真正銘!満員御礼!!

おひとりおひとりともっとお話しできてゆっくりしていただけたらよかったのですが、本当に会場いっぱい!ありがとうございました。

 

太鼓とともにいろんな生き方が交差した空間、、浜で仲間の舟出を見送るような、そんな心持ちのしたライブでした。

 

どうやら“港”になるのが僕の仕事のようです。

 

 

「愛らんどフェア2013」5/24.25

初日♪

大盛況!

2日目♪

 

毎年2回開催の「愛らんどフェア」へ行ってきました。

今年のGWは天候に恵まれたこともあり青ヶ島に訪れるお客様が例年より多く、またうれしいことに半数の方々から「島じまん行きました!」「物産展で知りました!」「アイランダーうかがいました!」との声をいただきました。

 

ここ数年、“チーム青ヶ島”が一丸となってこつこつ続けてきた活動が少し実になった実感がありうれしい限りです。

 

しかし、今回は青ヶ島をこよなく愛した伊豆諸島いち有名な島ガールのチームリーダーが青ヶ島卒業を迎え、後任にバトンタッチ。彼女の献身的ながんばりがあってのチーム青ヶ島だったので、新体制での初イベント参加はいろいろ不安もあったのですが、、

年度初めでメンバーもそれぞれ本業が忙しい中、新リーダーが本当によく奮闘してくれました!なんと前リーダーからチームの伝統を引き継ぎ、還住太鼓も一緒にステージで叩くことに!お互い大忙しの4・5月の仕事の合間を縫って、太鼓の特訓を重ねました。イベントの事務的なことからいろいろホントに大変だったと思います、すばらしい頑張り♪おかげでできる限りの準備して出発することができました◎

 

青ヶ島の物産品生産者のみなさん、そして楽しみにしてくれているお客様、島仲間、イベント関係者のみなさんもたくさんいます、当日はいつも通りのチーム青ヶ島の魅力を発揮できたのではないかなと思います。よかったよかった!

 

今回の愛らんどフェアは八丈太鼓と三宅太鼓の伊豆諸島の誇る2大太鼓文化がそろい踏みで、迫力あるとても重厚な“郷土芸能ステージ”を楽しむことができました。

 

同じく地に生きる太鼓打ちとして、八丈と三宅の歴史や伝統を背負って叩く気迫・気概、とても胸に迫るものがあり熱くなりました。

 

そんな2大巨頭にはさまれて、われらが青ヶ島還住太鼓!どうする!

 

いろんなひとが共に暮らすのが青ヶ島、、

島の怒涛の発展期に育ったチーム青ヶ島の姉・兄先輩はまだまだ青ヶ島へ対する蔑視にさらされた時代を知る青ヶ島人。在島3年目そして太鼓初挑戦だけど還住太鼓を叩くことを決意してくれた新リーダー、いまの青ヶ島に生きる彼女もまた青ヶ島人です。

 

「還住」という青ヶ島の魂といえる歴史を背負った還住太鼓、、

 

でも、気負いなく、興にのった踊りだしたくなるような太鼓の音色、そんな瞬間も還住の歴史の中にはあったと、僕はおもうのです。いや必ず必要だったとおもうのです、青ヶ島に生きる人にとってそんな瞬間が。

 

こころが動くときってそんなときだと信じて、叩く、還住太鼓♪